2024年6月14日
こんにちは。
尾道市の中尾歯科医院の院長の中尾です。今回は歯科衛生士に向いている人とはどんな人なのか
を考えてみました。
Googleで歯科衛生士に向いている人という言葉を入れて検索してみると
- 1.社交性が高い人:歯科衛生士は患者とのコミュニケーションが重要です。
- 2.細かい作業が得意な人:歯科衛生士は歯のクリーニングや検査など、細かい作業が多いです。
- 3.患者への配慮ができる人:患者の不安や痛みに対して理解を示し、配慮できることが求められます。
- 4.チームで働くのが好きな人:歯科医師や他のスタッフと協力して働くことが多いです。
- 5.知識を学ぶのが好きな人:歯科衛生士は常に最新の医学知識や技術を学び続ける必要があります。
- 6. 組織力がある人:患者のスケジュール管理や記録の整理など、組織力が求められます。
- 7. 細心の注意を払える人:歯科治療は細かい部分に注意を払うことが重要です。
- 8. エネルギッシュで忍耐強い人:長時間立ちっぱなしや繰り返しの作業が多いため、エネルギッシュで忍耐強い人が向いています。
- 9. プライバシーを尊重できる人:患者のプライバシーを守ることが重要です。
- 10. チームと協力して問題を解決できる人:歯科治療において、チームと協力して患者の問題を解決することが求められます。
という10項目が出てきます。
それぞれ私の視点からこの10項目を詳しく紐を解いてみようと思います。
1の社交性の高い人
患者さんとのコミュニケーションが重要です。
社交性が高いと書かれると少しハードルがあがったような感じがします。
当院の歯科衛生士さんの中にもわかりやすくお話が好きなスタッフもいます。その一方、たくさんしゃべらないけど患者さんに必要なお話を上手にしてくれるスタッフもいます。だから社交性というよりは、お話するのが好きということが大事だと思います。
もし自分はコミュニケーションがとるのが苦手だなと思ったときは、「〇〇さん、おはようございます」「〇〇さん、こんにちは」「〇〇さん、ありがとうございます」「〇〇さん、すみません」この言葉を自然に言えることを目標にしてみましょう。この言葉が少しでもコミュニケーションを上げる一歩となります。
2.細かい作業が得意な人
歯科衛生士は歯のクリーニングや検査など、細かい作業が多いです。
確かに歯科のお仕事は、細かい作業はたくさんあります。
歯科衛生士学校に入って3年間、少しずつトレーニングもするので、細かい作業は得意じゃないと思っている人でも気が付いたら出来ていることが多いです。
多くの歯科衛生士さんとお仕事をさせて頂いた私の経験から、器用すぎてなんでもすぐに出来る人は飽きやすい人が多く、少し不器用だけど、絶対出来るようになりたいと努力する人の方が向いている仕事だと思います。大事なことはなんとなく出来るかなということがないことでしょうか。チームで働くのが好きな人:歯科医師や他のスタッフと協力して働くことが多いです
歯科や医科においては、チームの1人抜けるだけでも、チームが成り立たないことがあります。チームで働くのが好きよりでチームを大切にする人が、患者さんの治療が笑顔で終われることが多いです。
3.患者への配慮ができる人
患者の不安や痛みに対して理解を示し、配慮できることが求められます。
これは大事でしょう。患者さんの気持ちになって考えるということは、医療に携わる仕事をしている人には必要なことです。患者さんと話していてどうにか不安を取り除いてあげたいけど言葉が出ない時は、まずはお話を聞いてあげましょう。
4.チームで働くのが好きな人
歯科医師や他のスタッフと協力して働くことが多いです。
歯科治療はチームです。チームの中で、もし私は知らない、同僚のあの人が気に入らないから協力しないとなれば、一番不幸になるのは患者さんです。私たちのお仕事は患者さんがいてくれるからこそ仕事が成り立っています。
5.知識を学ぶのが好きな人
歯科衛生士は常に最新の医学知識や技術を学び続ける必要があります
歯科の業界は毎日進歩しています。だからこそ、知識を学ぶことはとても大事です。歯科衛生士さんだけでなく、歯科医師はもちろん歯科技工士、歯科助手の方にも当てはまります。口の中は、全身にも関わっている病気が多いので、知識がないと患者さんに迷惑をかけることになるのでとても大事なことだと思います
6.組織力がある人
患者のスケジュール管理や記録の整理など、組織力が求められます
患者さんの治療時間は決まっているので、その時間を伸びないようにするのもお仕事です。それはその患者さんだけでなく次の患者さんへの配慮ではないかと思います。1人24時間しかありません。その貴重な時間を使って歯科医院に来てくれているのだから、決まっている時間に仕事を終わらせるのは当然です。そのために
どのように患者さんに時間内で、満足していただけるのか?ということ毎日考えていく必要があるので、組織力は必要と思われます。ただしこれも新人の方に急にしてくださいとは言いません。いつも組織力のことを気にしてお仕事をしていただきたいと思います。
7.細心の注意を払える人
歯科治療は細かい部分に注意を払うことが重要です。
歯科治療は細かいです。歯は、頭にとても近いから、感覚がとても鋭い場所になります。だから細心の注意が必要です。
最初から細心の注意は払えるなんて・・・。と思っていませんか?
実は患者さんの誘導も、細心の注意が必要なのです。患者さんが滑ってこけたらと思うとドキドキしませんか?そうならないように細心の注意が必要ということです
8.エネルギッシュで忍耐強い人
長時間立ちっぱなしや繰り返しの作業が多いため、エネルギッシュで忍耐強い人が向いています。
歯科衛生士さんのお仕事は、立ちっぱなしよりも座ったり立ったりの繰り返しが多いお仕事です。エネルギッシュというと力がみなぎっている感じがしますが、みなぎりすぎると患者さんも少し引きます。それより明るく接していただいた方が、患者さんに元気を差し上げることが出来ます。
9. プライバシーを尊重できる人
患者のプライバシーを守ることが重要です。
患者さんのプライバシーを守ること当然大事なことです。いろいろなご病気を抱えている人がいます。家族にさえ伝えたくない人もいます。だから患者さんのプライバシーは守ってあげてください。
10. チームと協力して問題を解決できる人
歯科治療において、チームと協力して患者の問題を解決することが求められます。
先ほども書きましたが、歯科治療はチームです。問題が発生したとき、私たちは歯科衛生士さんを1人にはしません。その問題は1人では抱えないで私たち皆で一緒に解決します。そしてこのチームで、患者さんが笑顔で帰って頂けるよう協力していきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
これはAIに出してもらった10個の歯科衛生士さんに向いている人について、私の視点から解説してみました。
私が中尾歯科医院に帰ってきたときに、60代の父(歯科医師)に、「私は歯科医師に向いているか?」と質問したときに、「いまだに私も歯科医師に向いていたのかわからない」という答えをもらいました。向いているか向いていないか、40年以上は歯科医師をしている人ですらわからないお仕事。本当に歯科の仕事は深いなぁと感じます。
だから歯科衛生士になったけどいろいろあって向いていないなぁと思うときがあるかもしれないけど、もう少し目線を変えると何かが見えてくるかもしれません。むいている・むいていないは、少し人生の先に見えてくるのだと思います。
私もむいているかいないか。まだ人生の途中なので見えていません。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。